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2015年10月29日、なかむらひとみ 1st Demo「処女膜に毒」を

会場限定発売・100枚限定でリリースしました

ジャケットデザインはKei Murayama

広げてポスターにしたくなるようなジャケットにしたくて特に凝ってつくりました

全三曲、ライブとは違うわたしの生命力を感じてもらえたら嬉しいです

 

なかむらひとみ

1、十四歳Ⅲ

フォーティーンと読みます

わたしの十四歳のときの思い出をそのまま書いた楽曲です

生涯、忘れることのない一世一代の大恋愛をした歳です

わたしは彼に生活と知識をもらいました

彼がいまどこでなにをしてるかはもうわからないし

このうたは届かなくていいんだけど、

今夜も彼はどこかで生きてるよね、音楽を聞いてる、見てる、感じてる

午後二時の京王線、ホームぎりぎりのバンドマン

首には昨夜の内出血、あれは平日の明大前

忘れないよ、愛しさも憎しみも

下北沢で働くきみへ捧ぐ

 

2、ストロベリーショートケイクス

なかむらひとみの楽曲のなかで一番ポップで、キャッチーなものになりました

ウエディングドレスと婚約指輪を

苺とショートケーキに例えたこのマリッジブルーソングは

ストレートな言葉を引用しがちなわたしには珍しく抽象的で遠回しにつくりました

そこには、言いたくても言えない感情が邪魔をして

結局壊れてしまったという意味をもたせました

大好きなひとに結婚しようと言われて嬉しいはずなのに

すぐに首を縦に振れなかったときにつくった一曲です

男の人には言えない女の子が抱えたもどかしさをこのうたから感じ取って

明日は恋人に、いつもありがとうと伝えてください

それがあなたの守りたいものならば

 

3、青酸カリ

同じコードを同じストロークで繰り返す、それは

毎日は同じことの繰り返しだ、という意味です

同じことの繰り返しのなかに本当の気持ちを言葉に変えて、うたいました

なんだかよく分からない、すごく幸せなはずなのに

些細なことが気になって、本当はそんなことどうでもいいのに

全部が当たり前になって、波風立たないきみからの愛情に不安を抱いた

だから理由はなんでもよかった

たとえば、「きみが最近携帯ばっか見てるから(ゲームしてるだけなのに)

きみがどこにも行かないように縛りたくなったんだよ」って

縛るには毒が手っ取り早かった

殺したかったわけじゃないの、ごめんね

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